日本会計研究学会第７１回関西部会 （主催校：京都先端科学大学 準備委員長 藤川義雄 2022年3月4日）
自由論題：大倉雄次郎「US Gaap IFRS適用企業のM&A戦略とイノベーション戦略の総合評価指数」を報告しました。
月刊『會計』森山書店発刊2016年12月号論攷
大倉雄次郎「先進的多軸型企業のIFRS導入の実態と課題ーJT ・HOYA・日東電工・旭硝子ー
各企業グループの経営環境をバックにが財務会計と管理システムの合一を表すのがIFRSの原則主義である。
月刊『會計』森山書店発刊2015年12月号論攷
大倉雄次郎「IFRS導入会社における事例分析ー医薬品製造業‐」
IFRSは原則主義で、だれがやっても同じ会計の認識測定であるというが本当にそうだろうかという疑問から生まれた事例分析の論文である。
月刊『税経通信』（2013年2月号）巻頭論文
「のれんの経営に及ぼす影響‐米国基準と日本基準の事例分析」第一に、営業活動キャッシュ・フローにおいてはのれん償却では資金創出効果があるのに対し,非償却においてはその効果はない。
第二に、のれんの非償却により償却している場合に比べて、営業利益は過大に計上されている。発生主義の損益計算書では、費用収益対応の原則からみてのれんの非償却は例外の処理である。第1次的にのれんの規則的償却をした上で、第２次的にのれんの減損が行われるべきである。
第三に、欧米の経営者の経営態度の短期志向によるごり押しを受け入れ、利益操作がしやすいこののれんの非償却の会計処理を受け入れた欧米の会計基準設定機構の誤りは、利益の出ない決算期に起きる多額の減損損失の計上で企業経営の危機的状況を呼び込むため、早晩正さなければならない時期が来るであろう。
関西大学 入学者調査
この調査は、平成19年7月～９月にかけて、商学部学生男子学生358人（58.3％）女子学生256人（41.7％）計614人に対し調査を行った。
入学年度構成は、１年生233人（26.3％）、２年179人（29.1％）、３年149人（24.3％）、４年53人（8.6％）である。
受験時重視項目
「あなたが関西大学を受験するときに何を重視しましたか」のうち１位にあげたもののうち、トップが「入試の難易度が自分にあっている」が28.3％で、次いで、交通・立地がよい15.7％、就職がよい13.7％で全体の57.7 ％を占めている。
優先１～3位合計点数（1位につけた項目に3点、２位に2点、３位に1点をつけて合計）の比較をした。1位は、入試の難易度が自分にあっているが802点で、2位に交通・立地がよい628点、3位就職がよい609点で、4位にキャンパスがきれい406点である。
受験時相談相手
「あなたが関西大学を受けるとき、誰の意見を参考にしましたか」のうち１位にあげたトップは、高校のクラス担任22.65％、高校の進路指導の先生17.3,%塾・予備校の先生が14.4％で,これら教育関係者で54.3％、次いで保護者18.1%で全体の72.4％である。優先１～3位合計点数では、1位高校のクラス担任806点、2位保護者725点、3位高校の進路指導の先生点572点、4位塾・予備校の先生469点である。これ以外に友人に相談371点が目を引く。
受験時参考媒体
「あなたが関西大学を受けるとき、何を参考にしましたか」の１位にあげたトップは、関大の進学ガイドやパンフレット26.9％、次いでオープンキャンパスなど関大を入学前に見て26.0％、受験雑誌14.7%,受験赤本13.9％である。優先１～3位合計点数では、１位関大の進学ガイドやパンフレット944点, 6位入試説明会385点、２位オープンキャンパスなど関大を入学前に見て703点、と関大への事前の調査がよくなされる一方、受験対策の3位受験雑誌520点，4位受験赤本458点、と受験対策に怠らない高校生である。最近のITを反映して４位関大ホームページ497点である。
入学後の満足項目
関西大学に入学して満足度の高いものを優先１～3位合計点数の構成比分析は、1年生では、1位キャンパスがきれい23.4％。交通・立地がよい19.4％で42.8％である。これに対し２～４年生で、1年生に対し高いのは、3年生で教育の満足15.7％（ゼミがよいと学びたい授業や教授がいる）、4年生で就職がよい14.1％、図書館がよい9.9％と大学キャンパスの長いほど学生生活の内容面の満足度が高い。
調査結果から
最近の経済環境から、近畿圏からの学生では自宅通学が可能で、下宿生は生計費や学費のためにアルバイト先が多い、また就職試験や資格試験の受験でも大阪市中心部に近く、交通至便である点で千里山学舎は、交通立地の良さが充足されている。また、ゼミなどの教育面が年次の高いほど満足し、それが好就職につながるため、この点でも満足度が高い結果になっている。またキャンパスは緑が多く設備の整ったきれいな学舎が快適な学生生活であることも見逃せない。
関西大学 就職活動調査
2008年11月に携帯電話によるCEASを利用して、関西大学商学部学生 ２６４人（男性６割・女性４割・、２年生と３年生）に行った。
